生涯学習部門とは

生涯学習部門のミッション

鹿児島大学生涯学習憲章を定めた本学は、人口減少型社会を見据えた生涯学習の質的転換に挑みます。

生涯学習部門では、青年期教育と成人教育、教養教育と職業教育などを接続させた高等教育機関としての生涯学習推進体制、および地域の生涯学習の再構築に学校、行政、民間などと協働して取り組みます。

鹿児島大学生涯学習憲章

鹿児島大学は、大学憲章の理念に沿って、自主自律と進取の精神を尊重し、地域とともに社会の発展に貢献する総合大学をめざしており、大学と地域をつなぐ営みとして生涯学習を推進します。
鹿児島大学は、古来より海上交通の要衝として多彩な文化を集積し、世界で固有の多様な自然と共生してきた地域に学び、成熟社会における新たな社会像、地域像、大学像を獲得できる生涯学習に全学で取り組みます。
地域のもつ知は大学及び大学人に新たな知的発見をもたらす宝庫であり、知的拠点としての鹿児島大学がめざす生涯学習とは地域に生きる人びとと大学人がともに学び教え合う関係から知の循環を促し相互に成長していくことです。
鹿児島大学は、全構成員が生涯学習の理念を共有し、地域と世界を結ぶ視野をもって、生涯学習を組織的に実践するために、次の方針を掲げます。
青年期の教育とともに、成人を対象とした教育に取り組み、生涯にわたる学習の機会を提供します。
地域の発展の基礎となる多様な教育機会を用意し、激動の時代を生きる地域の人びとが、ともに支え合い、暮らしていくことに貢献します。
大学の専門知と科学知が、地域の生活や経験と向きあうことを大切にします。そのことを通じて学問を鍛え直し、 新しい社会を展望できる知を創造し、広く地域に還元していきます。
鹿児島大学学生憲章の実現に向けて、学びの主体性を支え、進取の精神を養い、課題解決能力や実践力を育むため、学生が大学で修める学問を基礎に、地域とともに成長できる機会を保障します。
柔軟で闊達な組織づくりに努め、大学と地域の相互理解を深める機会を創出し、生涯学習の推進を地域とともに発展する大学づくりの柱と位置づけます。
※「進取の精神」とは、自ら困難に果敢に立ち向かう態度です。

平成25年9月19日制定

生涯学習憲章報告書「生涯学習憲章への道」
-大学と地域をつなぐ架け橋-

今回報告書を作成するにあたり、タイトルをどうするかで悩んだ。報告書を作成する目的や意味ははっきりしていた。むしろ、それらを表すためのしっくりいく表現が見つからなかったのだ。完璧とまでいかないが、われわれの気持ちにずいぶん近づいたタイトルになった。

「鹿児島大学生涯学習憲章への道-大学と地域をつなぐ架け橋‐」には、前例のない未踏の地をたくさんの方と力を合わせて切り拓いたという事実を残すことに第一の意味がある。鹿児島大学生涯学習憲章がどのような議論や願い、苦闘を経て誕生したのかをしっかりと記録するということだ。憲章を生みだすために貢献したすべての方々の名前や発言内容をできるだけ残したいと考えた。名前が記載できなかった方も含め、協力いただいたすべての方へのわれわれの感謝の念と敬意の表れであると理解していただけるとありがたい。

第二の意味は、今回は決してゴールではないということだ。鹿児島大学生涯学習憲章は理念や方針を定めたものである。このタイトルは、これからも憲章の実現に向かって鹿児島大学が歩み続けることを表現する。副題の「大学と地域をつなぐ架け橋」も同じだ。憲章は、大学と地域のこれまでのつながり方に新たな指針を示している。

今回は、「鹿児島大学生涯学習憲章」策定ワークショップの記録(第Ⅰ部)と「鹿児島大学生涯学習憲章」起草委員会の記録(第Ⅱ部)の二つを作成した。第Ⅰ部は、2 分科会、12 班に分かれて 2 時間にわたる議論を行った。最後の発表からこぼれおちた内容も多い。紙面の関係上、この報告書に盛り込めなかったことは残念である。第 2 部に関しては、赤裸々な議論や資料を隠すことなく報告書にした。その行為は、われわれの至らなさをさらすことになるが、鹿児島大学生涯学習憲章が何を踏まえ、どういう議論の末にでき上がったのかを詳細に記録したかった。そのことが、日本の大学で先んじて取り組んだ者の責務ではないかと考えたからだ。いつか役立つことがあれば幸いである。

鹿児島大学生涯学習憲章という発想は、本気で頑張っている人が大学や地域にもたくさんいるにもかかわらず、閉そく感が打開できないことに端を発している。今回手掛けたことが突破口になり、新たな社会、地域、大学づくりが進むことを切に願う。

平成 25 年 9 月 19 日

鹿児島大学における生涯学習機会の体系図

スタッフ紹介

生涯学習部門長| 佐野 雅昭 SANO Masaaki

  • 最終学歴:東京海洋大学研究科修士課程
  • 学位:水産科学博士・北海道大学2000年3月
  • 所属学会:漁業経済学会・北日本漁業経済学会・地域漁業学会
  • 専門分野:水産物流通、サケ、養殖経済、水産物貿易、水産物需要

生涯学習部門兼任教授| 小栗 有子 OGURI Yuko

  • 最終学歴:東京農工大学農学研究科修士課程 共生持続社会学専攻 2002年3月修了
  • 学位:農学修士・東京農工大学・2002年3月
  • 所属学会:日本社会教育学会、日本環境教育学会、日本環境社会学会、農村計画学会
  • 専門分野:環境教育学、社会教育学

生涯学習部門兼任准教授| 酒井 佑輔 SAKAI Yusuke

  • 最終学歴:東京農工大学農学研究科博士課程 共生持続社会学専攻 2017年9月修了 学 位:学術博士・東京農工大学・2017年9月
  • 所属学会:日本社会教育学会、日本環境教育学会、共生社会システム学会、ラテンアメリカ学会
  • 専門分野:生涯学習、社会教育、環境教育、地域研究(ブラジル)

事務スタッフ

  • 社会連携課 産学・地域連携係:専門職員 菅原 聡一郎
  • 社会連携課 産学・地域連携係:係 員 市川 季樹
  • 事務補佐員:横尾 寿美代、塩入 直子