鹿児島大学公開授業とは、教員が正規の学生に対して行う授業を一般の方に公開するものです。

授業の形式には、対面授業、遠隔授業、両方を利用したハイブリッド型などがあります。また、教務上の事情等により授業の形式や対応が変更となる場合もあります。 （対面授業を予定していたが、遠隔授業のリアルタイム配信型やオンデマンド型に変更する、など。）

共通教育科目

陽明学入門

担当：吉田　健一

【授業の形式】manaba必須の対面授業

【授業概要】
『伝習録』に見られる王陽明の言葉により忠実にあたり、陽明学の本質を掴みます。儒学の歴史について概観した後、宋の朱熹と陸 象山にみる「心」に対する考え方の違いを確認し、王陽明の思想をみて行きます。今日、「陽明学」と呼ばれる新儒学の思想体系は王陽明の思想を指すが、一番肝心なのは、王陽明が人間の「心」というものをどう捉えていたかです。陽明学はしばしば、「革命の哲学」や「反逆の哲学」、「行動の哲学」という解釈がなされるが、それは正しくありません。陽明学は社会思想でもなければ、革命哲学、行動の哲学でもありません。ましてや支配者の論理（帝王学）でもなければ、逆に 労働者解放の論理でもありません。 しかし、陽明学が、社会思想、革命哲学、行動の哲学と（日本で）誤解されてきたことにもそれ相応の理由はあり、心の学（心学 ）でありながらも、社会や政治に直接的影響を与えて来たことも確かなことである。そして、その影響の与え方は多岐に渡り、誤解・ 浅解のどれもがそれなりの理由に基づきます。 本講義ではその理由は何であるかを真剣に考えます。そして、世間に広まっている「俗流陽明学」と一線を画し、王陽明『伝習 録』から直接、陽明学の真髄を共に学びたいと思います。

担当	吉田　健一	曜日・ 時限	金４限 １限：08:50～10:20 ２限：10:30～12:00 ３限：12:50～14:20 ４限：14:30～16:00 ５限：16:10～17:40 ６限：18:10～19:40 ７限：19:50～21:20
学生数の 規模	大 特大：100人以上 大：50～100人未満 中：20～50人未満 小：20人未満。
難易度	A	初回 講義日	2024/10/04
manaba	登録：必須 利用頻度：常に使う	受講制限	若干名
備考	【教科書】 ・書 名：『陽明学入門』 ・著者名：吉田健一 （非売品ですので、manabaにて資料を配布いたします） 【配布資料】あり
SDGs

授業科目一覧表の見方

• 授業期間は前期４月上旬～８月上旬、後期１０月上旬～２月上旬です。（集中講義など例外があります。）
  授業開始日は各授業詳細の「初回講義日」の欄でご確認ください。
• 講義の回数はおおむね１５回ですが、科目によって公開回数が異なります。
  公開授業では単位認定できないので、単位認定にかかわる試験の時間は公開回数に含みません。
• 募集人員は1科目につき若干名です。正規の授業の一部を開放し、本学の学生と一緒に受講していただくため、本学の学生だけで講義室の収容人員を超える場合や、公開授業の募集人員を超えた場合は受講できないことがあります。
• 指定された教科書は生協書籍部等で販売しています。担当教員の指示に従って、各自購入してください。
• 授業が行われる教室は、直前（開始３日～１日前）のご案内になります。

【曜日・時限】

授業時間は表内のとおりです。
※桜ケ丘キャンパスは各時限開始時間が上記（郡元キャンパス）より１０分遅れです。

【難易度】

公開授業の難易度は授業の内容に応じて、次の４段階に区分しています。
選択の目安にしてください。

【manabaとは】

インターネットを利用して学習を行うことができるシステムです。
ご利用にはスマートフォンまたはパソコンが必要です。（携帯電話ではできません）

公開授業受講生には以下の利用制限があります。
★manabaと連携させて使うresponアプリ（出欠確認やリアルタイムアンケート）は使用できません。
responを使用しないインターネット上の資料閲覧やレポート提出は可能です。
正規学生にはresponの使用を前提とする授業がございます。ご了承ください。

（manabaについて）
登録：必須　…受講生は全員登録します
利用頻度：常に使う　…利用できない方は受講不可
利用頻度：使わなくても受講可　…利用できない方でも受講可能

教室案内

講義が行われる教室はこちらのページで案内します