4月13日、鹿児島大学稲盛会館キミ&ケサメモリアルホールにおいて、食品産業の中核となる食品安全専門人材の育成を目的とした「食品管理技術者養成コース」の記念式典および公開セミナーを開催しました。

 食品産業では食品安全管理・品質管理の高度化が必要不可欠な状況となっており、日本の食品産業の発展及び国際競争力強化のためには食品安全に関わる専門人材の育成が急務となっています。

 今回開設する養成コースでは、本学と農林水産省、鹿児島県、日本マクドナルド株式会社、食品安全マネジメント協会が、産学官連携による食品安全専門人材育成を推進する取り組みとして、本コースの開始・実現に協力し合うものです。

 式では、はじめに前田芳實学長から「鹿児島の食品産業者が、世界最先端のノウハウを持つことで、食品安全認証の取得率を全国で最上位となり、今後は鹿児島県だけでなく、九州地域ひいては日本全国の食品関連業界の主役となれるための一翼を担う存在として、高い意欲を持って取り組んでまいる所存です。」と挨拶がありました。また、鹿児島県から三反園知事、日本マクドナルド株式会社石渡氏、農林水産省杉田氏、食品安全マネジメント協会西谷氏から挨拶がありました。

 その後、公開セミナーが開催され、農林水産省杉田氏から「農林水産省の推進する食品安全関連の政策、産学官連携による食品安全専門人材育成の推進」について、食品安全マネジメント協会 西谷氏から「JFSM(食品安全マネジメント協会)の取り組み」について、本学岩井農学部長から「鹿児島大学で開催する人材育成プログラムの概要について、本学紙谷農学部准教授から「食品管理技術者養成コースの目的と期待」について、日本マクドナルド株式会社小山氏から「マクドナルドの食品安全への取り組みとマクドナルドが実施する食品安全専門人材育成」について講演がありました。 最後に質疑応答では、活発な意見交換がなされました。